北海道札幌 I・K様
昨年の2月から、私は札幌のある歯医者さんに通い、インプラントの治療を受けておりました。知人からの紹介ということもあり、安心して通っておりました。(実際院長先生にはとても良くしていただき今でも感謝しております)
その後、順調に治療が進み、手術も進み、手術も無事に終わり、やっと仮歯が入るという時でした・・・。『はーい、井戸さん。とてもよくできていますよー。後で鏡を見てくださいネー』と先生・・・。『わかりました』と、私は急いで洗面所に入り自分の顔を鏡で見た途端、あまりのショックにその場に立ちすくんでしまいました。
なんと表現していいのか・・・分かりませんがとにかく”今までの自分の口元とは全く変わってしまっていた”ということでしょうか・・・。なんで?うそ?本当に?これが私なの?そう思いながら泣き出したい気持ちを必死に抑え自宅に帰ったのを今でも鮮明に覚えています。その後家族や友人に会うたび『私の口って、前と変わっていない?』と聞くと皆は何となく歯切れの悪い口調で『でも、仮歯だから仕方ないんじゃないの?』なんて言ってくれました。
でも、これは後で聞いた話ですが『はっきり言って、アヒルみたいな口だったよ!!』ですって!!(やっぱりね…。)そういう訳で私はどうしてもこの”アヒル口”を『何とかせにゃイカン!!』と思い、日本のどこかに必ずいるはずの”名医”を、自分の手で探しだす決心をしたのでございます。
そう決心してからの私の行動は自分でも関心するほど早く、なぜか、札幌や東京の歯医者さんではなく神戸のタバタデンタルクリニックの田畑院長先生に予約を入れていたのです。
えっ?なんで神戸なの?と思われるかもしれませんが…実は以前、私は、田畑院長先生が書かれた『今いる場所で、一流になれ』という本を読み、とても感動しておりました。こういう”志”の高い歯医者さんだったら必ず一流の仕事をなさる方に違いないと、自分なりに確信していたのです。
もちろん、札幌から神戸まで、月二回のペースといえ通うのは大変なことだと思います。でも、大きな不安を抱え、先の見通しもないままの私にとって、神戸の田畑院長先生は『最後の砦』だったのです。診療室で始めてお会いした先生は、とても若々しく品格のある素敵な方でした。
やがて、一通り私の話しを聞いた後で、先生はこう言って下さいました。『わかりました。まったく以前と同じというのは無理かもしれませんが、出来る限り井戸さんの納得いくようにやってみます。』と…。
その言葉を聞いた途端、今までこらえていた私の中の何かが音をたてて溢れだし、とめどなくながれ落ちる大粒の涙をとめることが出来ませんでした。『やっぱり神戸に来てよかった!!』としみじみ感じた瞬間でした。
あれから月日が流れ、もう4ヶ月が経とうとしております。今はどなたにお会いしても『とても綺麗な歯ですね』と言われるくらい見違えるような口元になり、まだ仮歯とはいえ、改めて、インプラントの素晴らしさを実感している毎日です。
“技工士の小林さん”
私には、もったいないくらいのとびっきりの輝く美しい仮歯を作ってくださり、本当に感謝しております。鏡を見るのがとても楽しいですよ。
“私を担当してくださったチーフの篁さん”
あなたが居てくださった、私は治療中、どんなに心強かったでしょう…。いつも温かく見守り、励ましてくださったこと、ずっと忘れません。
それからいつお会いしても礼儀正しく、明るく笑顔で接してくださった、スタッフの皆様、大変お世話になりました。
最後になりますが、
“田畑院長先生”
私はとてもラッキーだったと思っております。以前観た『幸せの力』という映画の中で主人公が幼い息子に言った言葉があります。”ほしいものは自分の手でつかみ取れ”と…。私は今、自分の手でこの幸せをつかみ取ることができました。でも、もし、そこに先生がいてくださらなかったら掴み取ることは出来なかったと思います…きっと…。
本当にありがとうございます。