兵庫県神戸市 I・N様
私は、もうすぐ還暦を迎える神戸市に住む男性です。お陰げさまで、現在に至る長い人生において大病をすることも無く、また、毎年受診しています定期健康診断においても要管理項目がない、いたって元気な男です。
ただ、若い頃より歯にはこれまでも随分悩まされており、歯周病を原因とする歯茎の腫れや出血、そして歯の揺れ、徐々には固いものが噛めなくなり、ひいては抜歯、そして、両側の健康な歯を削ってのブリッジという繰り返しを、20年位続けていました。
一昨年の年末より、ブリッジをした奥歯で食べると痛みが出るようになり、右奥歯を使ったり左奥歯で噛んだりで、そのうち両方の奥歯共に使えなくなり、前歯で食べるような始末。
全く、美味しく食事が出来ないような状況となりました。
もう耐えることも出来なくなり、昨年の3月25日、自宅から通院が可能なタバタデンタルクリニックで始めての診察を受けることにいたしました。
初めての訪問、そして受診の際の患者に対する配慮と心配りには、沢山の驚きと感動がありました。高齢者が通院された時に一寸腰掛けるさりげなく玄関に置かれた椅子、1度きりのスリッパ、清潔な待合室、また診療室においては心地良い低反発の診察台、座ると目の前には私の名札とその隣には一輪の花、そして前面のモニターには癒しの映像が写し出されていました。
診察前には爽やかなうがい用の水が準備され、そして照明の眩しさを防ぐためにタオルで目を覆っての治療、そして極めつけは治療費のお釣のお札はいつも新札、患者への気配りはとても素晴らしいものと感じていました。
そのような環境の中で、白川副院長の診察を受けることになりました。
結果は、かろうじてブリッジで奥歯は形を留めていたものの骨は痩せ、このまま放置すると隣の健康な歯にも悪影響が出るという極めて深刻な状態であるとの説明を受けました。
私自身も、ある程度想定していましたので決して驚くものではありませんでしたが、上顎左奥3本、右奥2本、そして下顎左奥1本の計6本の抜歯です。
そうすると、両奥歯は「入れ歯」にするか、もしくは人工歯根の「インプラント」にするかの二つに一つの選択をすることとなりました。一部分ならともかく、両奥歯への入れ歯は考えるだけでも、口の中の違和感、言葉の滑舌、日々の手入れ等を想像すると、とても選択する気にはなりませんでした。
痩せて薄くなった上顎の骨に、インプラントの不可能を可能とする特殊な医療技術を持つ、当クリニックに巡り合えたことも幸運でした。
そこで、長い間働いてきたせめてもの自分への褒美ということも併せ、最終的にインプラント治療を選択いたしました。
以降、具体的にインプラント治療を進めていくにあたり、CT撮影、インプラントの構造、治療方針、治療計画等の詳細な説明があり、治療がスタートすることとなりました。白川副院長の爽やかな対応による治療、そして歯科衛生士さんのやさしく丁寧な処置により、抜歯そして各部治療期間を経て、6本同時のインプラント埋め込み治療が昨年の9月20日に決定。
治療当日は9時30分に医院に入り、口腔内洗浄検査の後、専用治療室に移動し、白川副院長と衛生士さんの絶妙なコンビネーションで、約2時間の特殊なインプラント治療にもかかわらず、途中全く痛みを感じることもなく修了し、最終説明を受けクリニックを出たのは12時30分でした。
途中、田畑院長が私の肩に手を当て、「上手くいっていますよ!」という声かけは、不安に感じている私の大きな安心感につながるものでした。
そして8ヶ月を経過した今月の5月12日、待ちに待った6本の義歯が完全に入り、見た目も自分の歯と全く同じように、そして何の気遣いもなく奥歯で十分噛み砕くこともできるようになり、美味しく食事の出来る日々を取り戻すことができました。
只々、白川副院長、そして歯科衛生士さん並びにスタッフの皆さんに感謝です。長いインプラント治療を終えた今思うことは、素晴らしい治療技術と治療施設を持った信頼できる歯科医で診療してもらうことが患者にとって最も重要なことだと感じています。