ブラックトライアングル
歯と歯の間の歯肉部分を歯間乳頭と呼びます。
この部分は健康な状態では三角形のようになっていて、歯と歯の隙間を埋めています。
この部分は歯周病の影響を受けやすく、歯周病の初期状態(歯肉炎状態)では、ぶよぶよと腫れて赤っぽくなったり、先端が丸くなったりしますが、歯周病がさらに進行してくると、歯肉退縮が起こってきます。
そうすると、この部分に隙間ができ、黒い三角のように見えるようになるため「ブラックトライアングル」と呼ばれます。
歯間乳頭は非常に歯肉退縮しやすい部分ですので、歯周病以外にも、歯間ブラシを強い力で使用したりしても退縮してしまうことがあります。
ブラックトライアングルが前歯部現れるようになってくると、審美面での悪影響、歯と歯の隙間があいて、老けた印象を与えてしまいます。
40代からは歯周病が大幅に進行しやすい年代です。
歯茎のコラーゲン組織も減り、加齢変化としての歯肉退縮も始まります。
ブラックトライアングルは一度なってしまうと回復の難しい症状です。
定期的な歯科医院の受診と、正しい口腔ケアで、未然に防げるようにしたいものです。
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