フッ素で虫歯予防~フッ化物歯面塗布
フッ素での齲蝕予防方法のうち、歯科で行うものにフッ化物歯面塗布法と言うものがあります。
これは、歯科医院で高濃度のフッ素(9000ppm前後)を歯面に直接塗布する方法です。
この方法は特に生え代わりの時期、小児期に有効であり、歯のエナメル質を強化し齲蝕になりにくい、酸に強い歯を作ります。
フッ化物歯面塗布の方法は、まずは器械的歯面清掃により歯の表面をきれいにし、歯石、歯垢を完全に取り除きます。
そして、唾液などが入らないよう、簡易防湿を行い、歯ブラシや、綿球などに含ませたフッ素を直接歯に塗布していきます。もしくは、トレー法と言って、専用の歯にあったトレーにフッ素ジェルや、泡状のフッ素などを入れて歯に当てます。
歯面塗布後は30分~1時間、飲食やうがいを控えていただくと高いフッ素濃度を維持でき、より効果的です。
フッ化物歯面塗布は特に小児に有効な齲蝕予防方法ですが、中年期以降の根面齲蝕の予防や、歯根露出による知覚過敏の抑制にも有効性があるといわれています。
歯科医院での高濃度フッ素塗布もうまく取り入れて齲蝕予防をしていきましょう。
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