保険適用となる歯科矯正とは?
歯科矯正治療といえば、数十万円はかかるとても高額な治療だというイメージがあるかもしれません。
実際のところ、多くの人が高額な治療費をおさめて治療していますので本当のことでしょう。
しかし、じつは保険が適用とされる場合があります。
ここでは、そんな保険適用となる歯科矯正治療について、紹介します。
歯科矯正治療のうち、保険適用となる場合の大半は先天性の異常で歯並びが悪いものです。正確には、厚生労働大臣が認める先天性疾患で、対象となる疾患が指定されています。
ほとんどの人はこれらに該当することはありませんが、1つだけ可能性がある場合があります。
それは、あごのずれが原因でかみ合わせが異常になっており、歯科矯正にあたってあごの外科手術が必要な場合です。
多くの人は、あごそのものに異常がなく、ただ歯の並び方や生え方がずれてしまっています。そのため、歯を強制的に動かす歯科矯正を行うことで歯並びやかみ合わせをきれいにするのです。
しかし、あごのずれが問題の場合、歯並びそのものに問題がないにもかかわらず、あごの位置がずれていることで出っ歯や受け口になっていたり、左右のかみ合わせがずれていたりすることがあります。
こういったあごの位置そのものに問題がある場合、外科手術を行ってあごの位置を正常に戻さなければ歯科矯正治療に入ることができません。
その場合は、保険が適用されるのです。
根本的なあごの位置がずれていた場合、いたずらに歯科矯正を行っても逆効果になることもありますので、歯科矯正を行う場合は事前にあごの位置を確認するようにした方が良いでしょう。
ご不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。
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