歯科矯正と口臭
歯科矯正治療は、歯並びを良くして見た目やかみ合わせなどのお口の機能を改善させる治療です。
ただし、歯科矯正治療では歯に矯正器具を付けたままで長い間生活していただく必要があります。
また、じつは歯科矯正治療によってそれまで気にならなかった口臭が気になりはじめることがあるのです。
口臭の原因の1つは、矯正器具です。
歯科矯正治療に使用する矯正器具は複雑な形をしており、矯正する歯にしっかりと接着されています。
そのため、いままできちんと歯みがきができていた人でも、うまくみがけなくなってしまうことがあるのです。
また、矯正器具のせいで口が少し開いた状態になって口の中が乾燥してしまう場合もあります。お口が乾燥すると唾液による洗浄や殺菌の効果が薄れてしまいます。
つまり、矯正器具を付けていることでお口の中で細菌が増えやすい環境になってしまっているわけです。
この状態は、虫歯や歯周病になりやすくなっている状態でもありますので、気がついたらすぐに対処しなければいけません。
歯みがきの回数を増やしたり、より丁寧にみがいたりするだけでなく、歯科医で定期的にクリーニングを行うのも良いでしょう。
また、食事中の咀嚼回数を意識的に増やしたり、うがいなどでお口の乾燥を防いだりするのも効果的です。
なにより、まずは歯科医へご相談ください。症状に合わせて適切な処置を施してもらえます。
当院では、歯科矯正だけでなく一般歯科診療も行っております。ご不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。
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