根面齲蝕
歯の根の部分に出来てしまう齲蝕を根面齲蝕と呼びます。
歯根面は、歯冠部のエナメル質とは性質が違い、象牙質、セメント質と言う組織で構成されています。
象牙質、セメント質は、エナメル質と比較すると硬度が低く、酸に弱いため、簡単に虫歯になってしまいます。
しかし、通常は歯根は歯肉の中にあり、虫歯菌が付着することがないため、歯冠部に大きな虫歯ができて、それが進行してくるというようなことがなければ虫歯にはなりません。
ですが、歯周病や不適切なブラッシングなどによって、歯茎が下がってきている部分では注意が必要です。
そのような部分では、歯肉が下がった部分で歯根露出が起こっており、その部分は歯根がむき出しの状態になっています。
特に、歯と歯茎の境目は汚れも付きやすく、ブラッシングが難しいため、歯垢がたまりやすい部分です。
歯根面は非常に虫歯になりやすいため、歯垢が残っている状態が続くと、すぐに虫歯になってしまいます。
成人では一般的には虫歯の罹患率は下がってくるものですが、40代以降では、このような根面齲蝕にも注意が必要です。
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