ドライマウス
ドライマウスとは、その名の通り、口が乾燥してしまう症状のことです。
ドライマウスは様々な原因により引き起こされますが、全身疾患や服用薬物による副作用の影響も大きく、40代以降、特に女性に多く起こります。
ドライマウスは、口腔内に様々な悪影響を及ぼします。
① 齲蝕の誘発
唾液分泌が減ると、口腔内の自浄作用が低下し、食物が残留しやすくなります。また、唾液の緩衝作用も低下するため、食事や飲食により、酸性に傾いた口腔内の環境がなかなか中性に戻らなくなってきます。それによって、虫歯菌が活性化し、齲蝕が誘発されます。特に40代以降では歯周病などによって、歯根面が露出している場合があります。歯根は虫歯になりやすいため、ドライマウスによって根面齲蝕が多発することがあります。
② 歯周病の誘発
齲蝕の誘発と同じように、唾液量の減少は歯周病菌も活性化させてしまいます。年齢的にも歯周病が進行しやすい世代にドライマウスも起こりやすいため、相乗作用で歯周病が著しく進行してしまうことがあります。
③ 口臭の原因
唾液量の低下による口腔内細菌(齲蝕菌、歯周病菌)の増加によって、口臭が生じる子可能性があります。また唾液に含まれる常在細菌も、乾燥によって口臭の原因となります。
このように、ドライマウスは口腔内に多くの悪影響を及ぼします。
ドライマウスは、改善させることが難しいものですが、それに合わせた適切な対処で症状を軽減させることが可能です。
ドライマウスにお心当たりのある方は、歯科医院でご相談ください。
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