麻酔が効かない時とは
歯の治療の時に痛みが伴わないようにする麻酔。しかし中には麻酔が効かなくて治療に苦労した経験があると思います。
体質や飲酒が原因だと言われますが麻酔に使う局所麻酔薬は体質や飲酒により、効き目が左右されることはありません。しかし麻酔が効きにくい状況は存在します。
歯の治療のためする麻酔薬は、歯ぐきから注入し骨の内部に浸透してから、歯根周囲と歯の内部に繋がる神経をブロックします。
その麻酔薬が歯の神経に到達しないと麻酔が効きづらくなるのです。
それでは麻酔が効きづらい状況とはどんな時なのでしょうか?
1、ズキズキと痛みが激しく、炎症が強い時。
2、下の奥歯の治療の時(骨が厚く緻密なため麻酔が浸透しづらい)
3、骨格の太い男性(麻酔が浸透しづらい)
4、骨が固くなっている時(長い間虫歯を放置したり根の先に炎症が起きている場合、体が防御反応を起こし骨が硬くなると麻酔が効きづらい)
麻酔が効かないときは麻酔を追加しますが、効きづらい時は何本うっても本当に効かないんです。その場合は治療を中断したり我慢して治療するようになります。痛みがひどくなる前に治療することをおすすめします。
なるべく細い注射針での麻酔
多くの歯科医院で使用されている注射針の太さは27G(0.4mm)ですが、当院は極細の33G(0.2mm)を使用しています。数ミリの差ですがが、これだけで、麻酔をするときの痛みもかなり軽減できます。
麻酔液を温めてから使用
麻酔液の温度が人の身体の温度よりも冷たいと、歯肉に注入した時に痛みを感じやすくなります。最も痛みの少ない温度「37℃」に麻酔液を温めることで、体内に入れる時の刺激をかなり軽減でき、できるだけ痛みの少ない治療を心がけております。
当院の痛みの少ない治療についてのこだわりはこちら
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