口内炎が治らないのはなぜ?原因と対処法を解説
お口の中のデキモノである口内炎は、誰にでも生じうるものです。とても地味な病気ではありますが、痛みや不快感によって集中力をそがれたり、食事がしにくくなったりとできればかかりたくないものですよね。今回はそんな口内炎が治らない場合の原因や対処法について詳しく解説します。
目次
口内炎の原因とは
口内炎ができる原因は、次の3つに大きく分けられます。
口の中が傷つく(外傷)
何らかの理由でお口の中の粘膜が傷つくと口内炎が生じます。誤って舌や頬の内側の粘膜を噛んだ時には、必ずと言って良いほど口内炎ができますよね。入れ歯や矯正器具などを装着している方は、それらの不適合からお口の粘膜が傷つけられて口内炎ができることがあります。一般的な外傷と同じように、基本的には自然に治ります。
免疫力が低下している
細菌・ウイルスへの感染
口内炎の対処法とは
口内炎の症状に悩まされている場合は、次の方法で対処しましょう。
お口の中を清潔に保つ
ビタミンB群を摂取する
上述したように、ビタミンB群には粘膜を守る働きが期待できますので、食事やサプリメントで積極的に摂取するようにしましょう。偏食を避け、バランスの良い食事を心がけることでも口内炎の症状は良くなっていきます。
免疫力を正常に戻す
免疫力が低下している原因を取り除き、健康な体を取り戻してください。十分な食事とバランスの良い食事、適切な休みを取ることで免疫力は正常に戻っていきます。
入れ歯・矯正器具を調整する
入れ歯や矯正器具の不具合によってお口の粘膜が刺激されている場合は、早急に調整してもらいましょう。装置の不具合を放置していると、いつまで経っても口内炎が治りません。それが常態化すると、さらに深刻な粘膜の病気を引き起こしかねないため、主治医である歯医者さんに相談してください。
歯科医院で診てもらう
口内炎で日常生活に支障をきたすほどの痛みや不快症状が現れている場合は、歯医者さんに診てもらいましょう。歯医者さんは、歯だけではなくお口の粘膜の病気の専門家でもあります。必要に応じて塗り薬や張り薬を処方してくれます。ケースによっては医療用レーザーによって治療することも可能です。
なかなか治らない時に考えられる原因
上述した対処法をとってもなかなか治らない口内炎は、その背景に次のような病気が隠れているかもしれません。
口腔がん
お口の粘膜にできる悪性腫瘍です。頬の内側の粘膜や舌、歯ぐきなどに生じ、自然に治ることはありません。口内炎が発生してから2週間以上経過しても良くならない、だんだん大きくなっている(1cm以上)、表面がただれているなどの症状が認められる場合は要注意です。早期に歯科医院を受診して、精密検査を受けましょう。
血液のがん
悪性リンパ腫や白血病といった「血液のがん」でもなかなか治らない口内炎が認められます。これは血液の細胞ががん化することで、全身の免疫力が低下するからです。特定の場所に3mm以下の口内炎が複数できたり、治ってもすぐに再発したりするなどの症状が現れます。血液のがんに関しては歯科だけで対応することが難しいため、専門の医療機関への受診も必須となります。
ベーチェット病
ベーチェット病とは、自己免疫疾患の一種で原因はまだわかっていません。免疫機能が異常をきたし、自分自身の細胞や組織を攻撃するため、口内炎を始めとしたさまざまな症状が現れます。こちらも専門の医療機関への受診が必須となります。
まとめ
口内炎い関する内容については、下記のページにも情報がございますので、あわせてご覧ください。
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