歯の汚れ落としに市販のヤニ取りは効果があるか?
自宅で毎日ブラッシングしても、どうしても落としきれない汚れが残ってしまいます。
紅茶やコーヒの着色、ワインのステイン、茶渋(タンニン)などが代表的な落としにくい汚れで、特に喫煙者にとって煙草のヤニはとても頑固な汚れでしょう。
そのような頑固な汚れが歯に付着したままだと見た目の清潔感が損なわれるため、市販のヤニ取りハミガキで汚れを磨き落とす方もいるかもしれません。
そのようなヤニ取りは、実際に歯のクリーニングとして効果はあるのでしょうか?
結論から言えば、歯の汚れを除去するという点で言えば効果が見られるようです。ただしそれは、ヤニ取りの成分として極めて粒子の荒い研磨剤が含まれているからです。
それは逆に言えば歯の表面までもが物理的に削られてしまうということを意味します。実際にヤニ取りを使用された患者様のマイクロスコープで歯の表面を確認すると、ボロボロに傷が付いていることが確認できます。
そのように歯の表面が荒く削られた状態になると、さらにヤニやステインが付着しやすくなります。そして再びヤニ取りで汚れを除去…このようなことが繰り返されることで、次第に汚れが付きやすい歯に変質していってしまい、歯が持つ本来の自然なツヤも失われていきます。
ヤニ取りを何度も自己判断で使用するよりは、歯科医院でプロフェッショナルなクリーニングを受けられることをオススメします。PMTC等により健康な歯を保ちながら美しい歯を維持することが出来ます。クリーニングのペースは、個人差によって異なりますが、例えばPMTCの場合は2~3ヶ月に1度が多く見られます。
当院ではPMTCをはじめ、プロスタッフによるプロフェッショナルな様々な歯のクリーニングを提供しております。
http://www.tdc.gr.jp/