体に優しい詰め物の材料は?
詰め物には様々なものがありますが、代表的な”金属””セラミック”などの体への影響とメリットデメリットについてお話したいと思います。
① 保険治療で使用される材料は必ずしも良くはない
健康保険治療適応範囲内で提供される詰め物は、使用できる材料が限られており、基本的には金属を使用します。
12%金銀パラジウム合金というものを使用しますが、この金属は金属アレルギーを引き起こす可能性が高いものが含まれているので、必ずしも体に優しいとは言えないのが現状です。
② 白い材料の詰め物
最近はメタルフリー(金属を使用しない材料)と呼ばれる事が多いです。主にセラミック材料として金属を使用しないのでアレルギーを起こす原因のものがなく、安定しているので安心して使用できる材料です。
しかし、陶材やガラス、プラスチックを材料として使用しているので割れたり壊れたりする可能性があります。
③ 金色の金属
健康保険治療で使用される金属はいわゆる銀歯といわれる銀色をしています。これは金の含有量が少なく、ほかの金属を混ぜ合わせているので銀色になります。
金の含有量が多くなれば多くなるほど金色になります。金は金属の中でも体に優しいものなので、できるだけカラット数の高いものが良いです。しかし、含有量が高くなると強度が落ちるので、歯科で使用される金属は16~20カラット(純金は24カラット)のものが多いです。
如何でしたでしょうか?患者様のご希望に合わせて、その都度最適な詰め物を選んで頂くのが最善と思いますが、しっかりとメリット・デメリットを把握して選択するのが重要です。
当院でも様々な材料を提供しております。
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