テトラサイクリン歯のホワイトニング
「テトラサイクリン歯」とは、「テトラサイクリン系」といわれる抗生物質を、永久歯の形成時期である出生直後から8歳頃までに服用した場合に起こる歯の変色です。
歯が、灰色がかった黄色〜オレンジ色に変色しており、左右対称の縞模様が特徴です。
現在では、テトラサイクリン系抗生物質はほとんど使われていませんが、昭和40年代は、使用頻度が高く、その頃生まれた世代の方にはテトラサイクリン歯が見られる事があります。
テトラサイクリン歯の着色は、一般的にホワイトニングをしても”白くなりにくい”と言われています。
しかしテトラサイクリン歯の変色の程度には個人差があり、変色の程度が比較的弱い場合には、ホワイトニングで標準的な白さに近づける事が可能です。
テトラサイクリン歯をホワイトニングする場合のポイントをいくつか抑えておきましょう。
・ 白くなっても後戻りしやすい
ホワイトニングで白くなった場合でも、後戻りしやすく、白さを維持しにくいと言われています。
・ オフィスホワイトニング1回の効果が低い
通常の歯と比較して、1回の効果が低く、思うような白さにならない事があります。
数回の施術で理想の白さに近づく事もありますが、なかなか白くならないケースもあります。
・ ホームホワイトニングが効果的な場合がある
ホームホワイトニングは、じっくり白くし、後戻りしにくいというメリットがあります。
テトラサイクリン歯の場合、ホームホワイトニングの方が、白くするのに適している場合があります。
テトラサイクリン歯の変色が強い場合には、ホワイトニングで色を白くする事は難しいので、ラミネートベニアやセラミッククラウンといった人工物を被せて(貼付けて)歯を白くする方が、うまくいく場合もあります。
当院では、審美歯科治療を行っております。
ホワイトニング治療や、テトラサイクリン歯についてご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。 http://www.tdc.gr.jp/0520whitening/