五月病とは、新年度や新生活が始まってから1ヶ月ほど経った頃に、心身の不調を感じる現象です。無気力、不眠、食欲不振、イライラなどが主な症状で、自律神経の乱れやストレスが原因と考えられています。
五月病は、歯周病という歯科の大きな問題とも深い関係があります。歯周病とは、歯と歯ぐきの隙間に入り込んだ細菌が、歯ぐきや歯を支える骨を破壊してしまう病気です。歯周病は、歯の損失だけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼすことが知られています。
では、なぜ五月病と歯周病は関係するのでしょうか?その理由は以下の通りです。
五月病で体調が悪くなると、唾液の分泌量が減少します。唾液は、口の中を洗浄したり、細菌の増殖を抑えたりする働きがあります。唾液が少なくなると、プラークや歯石という細菌の塊が歯に付着しやすくなり、歯周病の原因になります。
五月病でストレスが溜まると、無意識に歯を食いしばったり、歯ぎしりしたりすることがあります。これらは噛み合わせに負担をかけたり、歯の表面をすり減らしたりすることで、歯周病を悪化させる可能性があります。
五月病で食欲が低下すると、栄養バランスが崩れます。特にビタミンCやカルシウムなどは、歯ぐきや骨の健康に必要な栄養素です。これらが不足すると、歯周組織の抵抗力が低下し、細菌感染に弱くなります。
以上のように、五月病は歯周病に影響を与える要因となります。逆に言えば、歯周病を予防・治療することで、五月病も改善する可能性があります。
では、どうすれば歯周病を予防・治療できるのでしょうか?その方法は以下の通りです。