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歯を無意識に食いしばる「クレンチング症候群」とは?原因やリスクを解説

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みなさんは「クレンチング症候群」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。クレンチング症候群は一般に「食いしばり」とも呼ばれ、気づかないまま放置すると体の様々な部分に悪影響を及ぼします。
今回はクレンチング症候群(食いしばり)とはどのような状態か、その原因や放置するリスクなどを詳しく解説していきましょう。

歯ぎしりとは異なる!?

クレンチング症候群は「食いしばり」ともいわれる、無意識に上下の歯を強く噛み締める習慣のことです。同様の行為に「歯ぎしり」がありますが、歯ぎしりは上下の歯を横にギリギリとすり合わせるのが特徴で、厳密には食いしばりと異なります。
本来、私たちの歯は何もしていない状況下において、上下の歯に1~3㎜ほどすき間が開いているのが正常な状態です。このすき間のことを「安静空隙(あんせいくうげき)」といいます。このすき間がなくなるのは基本的に会話や食事の時のみで、時間にして15~20分ほどといわれています。つまり、私たちの歯は1日うちほとんどの時間で上下の歯が接触していないわけです。食いしばりの習慣のある方は、上下の歯が接する時間が通常よりも長く、これによって歯や顎のみならず、全身にも悪影響がでてしまうことがあります。
一方で、食いしばりは歯ぎしりのような独特な音を発さないため、周囲だけでなく自身もそれに気づかないまま生活していることも少なくありません。そこで、簡単なセルフチェック法をご紹介します。次に挙げる項目に当てはまるものが多い方は、日常的に食いしばりをしている可能性があるため、一度歯科医院で詳しく診てもらうことをおすすめします。

食いしばり(クレンチング症候群)のセルフチェック

  • 上下の歯が全体的にすり減って平らになっている
  • 歯と歯ぐきの境目が削り取られたように欠けている
  • 舌の側面に歯に押しつけたような跡(凹み)がある
  • 頬の内側に白い線(噛み痕)がある
  • 頬の筋肉(エラの部分)に痛みを感じる
  • 肩や首が凝りやすい

食いしばりの原因とは

クレンチング症候群(食いしばり)については、いまだ詳しいメカニズムや原因がわかっていません。現在までに考えられるものとして、以下の2つの原因があります。

ストレスや緊張

食いしばりの原因として今のところ有力と言われているのが「ストレス」や「緊張」です。対人関係や仕事、家庭などでストレスがある場合や緊張する場面に遭遇した場合に、食いしばりをしやすくなることがわかっています。これはストレスに対する防御反応の一種と考えられています。

かみ合わせ

食いしばりのもう1つの原因に、かみ合わせの悪さなど物理的な要因が考えられています。かみ合わせが低い部分や高い部分が存在するとしっかり噛むことができず、脳が噛む力を強化しようとすることがその要因とされています。

食いしばりにはどんな悪影響がある?

食いしばりの状態が長く続くと、お口の中や顎関節、さらには全身にも悪影響を及ぼすと考えられています。以下にその影響について、さらに詳しく解説していきましょう。

お口の中の影響

○歯が欠ける、割れる

歯の表面は「エナメル質」という硬い組織で覆われていますが、食いしばりにより上下の歯が頻繁に強く接触すると、欠けたり割れたりすることがあります。歯根(歯の根っこ)まで割れてしまうと、歯が残せなくなるおそれがあるため注意が必要です。

○詰め物や被せ物が外れやすい

日常的な食いしばりにより歯科治療で入れた詰め物や被せ物に強い力が加わると、治療してもすぐに外れたり壊れたりしやすくなります。

○歯周病が悪化しやすい

食いしばりによる過剰な力は、歯を支える周囲の骨にも影響が及びます。食いしばりをする方が歯周病を発症した場合、通常よりも進行が早く重症化するリスクが高くなります。

顎関節への影響

食いしばりによって歯に過剰な力が加わり続けると、顎の関節にも負担がかかります。これにより顎関節症を発症し、「口が開けにくい」「口を動かすとカクカク音がする」といった症状を引き起こすことがあります。

全身への影響

日常的に食いしばりをするとお口周囲の筋肉が常に緊張した状態になり、その影響は首や肩の筋肉にまで及んでしまいます。これにより、首や肩のコリ、頭痛などの症状を引き起こしやすくなります。原因不明の肩こりや頭痛、全身の倦怠感などを感じる方は、食いしばりの影響を受けている可能性があるため、歯科医院で詳しい検査を受けてみましょう。

まとめ

上下の歯を無意識に強く噛み締める食いしばり(クレンチング症候群)は、顎や歯に加わる過度な力が体の各所に影響を及ぼします。その原因の多くはストレスに起因することから、食いしばりの予防をするうえでは適度なストレス発散や休息が重要といわれています。
一方で、食いしばりについてはそれを自覚していない方も少なくありません。本記事でご紹介したセルフチェックで当てはまる項目のある方は、一度歯科医院に相談してみることをおすすします。

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